2024.08.01
数十年に一度だけ咲く幻の花『リュウゼツラン』 中央市大鳥居田中さんのご自宅で開花
数十年に1度きりしか咲かない『リュウゼツラン(竜舌蘭)』が中央市大鳥居の田中花恵さん(84)のご自宅で開花しました。
リュウゼツランは、主にメキシコに自生する株幅が2~3mになる大型の植物で、数十年かけて成長した後、1度花を咲かせると枯死してしまう1回繁殖型植物です(フラワーパークかごしま 花図鑑 参照)。また、葉の根元で長い年月をかけて育つ球茎はテキーラの主原料になります(日本テキーラ協会 参照)。
田中さんによると、購入からじつに34年で開花したそうです。今年の4月中旬までは、写真のアスパラガスのような中心部の花茎は葉に隠れていたそうですが、4月末頃から急激に成長を始め、3か月ほどで約5~6mにも及ぶ今の背丈になったそうです。現在は全体の3割ほどが黄色い花を咲かせており、恐らく8月中旬頃には満開になるのではないかとのこと。
今年は全国各地でリュウゼツラン開花のニュースが多く、兵庫県加古川市では26年で開花、茨城県五霞町では65年で開花したとのことで、昨今の夏の暑さが影響しているのかもしれません。